WHOが
安全性を認めて
推進している吸引法

WHOが安全性を認めて推進している吸引法

当院では、WHO(世界保健機関)が安全性を認めており、推進している「吸引法」でお体に優しい人工妊娠中絶手術を行います。世界的にも吸引法が主流になっていて、これ以外にも「掻爬法」という手術方法がありますが、WHOは吸引法が行えない場合にのみ掻爬法を行うことを推奨しています。

吸引法と掻爬法

吸引法

吸引法とは、先端に穴の開いた筒を子宮に挿入して、胎児や胎盤などの妊娠内容物を吸引する方法です。小さな機械を使っての手術なので、子宮口を大きく開く必要はなく、子宮口が裂けたりするリスクが抑えられます。また、掻爬法のように胎盤鉗子や鈍匙鉗子などを使って妊娠内容物を掻き出したりしないので、子宮内膜へのダメージが少なく、子宮穿孔(子宮に穴が開くこと)のリスクも抑えられます。技術的にも掻爬法よりも容易で、短時間で手術が終えられるので(10分程度)出血が抑えられます。
当院では、基本的にすべての患者様に吸引法で人工妊娠中絶手術を行っています。

吸引法のメリット

吸引法のデメリット

子宮に優しい手術が行えます

子宮に優しい手術が行えます

吸引法の大きなメリットの1つに、「子宮内膜へのダメージが少ない」というものがあります。掻爬法の場合、妊娠内容物を掻き出す処置により子宮内膜が損傷を受けて、「アッシャーマン症候群(子宮腔内癒着症)」の原因となることがあります。アッシャーマン症候群とは、炎症により子宮内膜の細胞同士が癒着する病態で、無月経や流産、不妊の原因となる場合があります。しかし、吸引法では掻き出す処置がないので、子宮内膜が損傷するリスクが極めて低い「子宮に優しい手術」が行えます。

掻爬法

掻爬法とは、胎盤鉗子や鈍匙鉗子などを子宮に挿入して、胎児や胎盤などの妊娠内容物を掻き出す方法です。なるべく遺残なく妊娠内容物を摘出しやすいというメリットがありますが、子宮内膜を傷つけてしまうことがあります。吸引法と比べると手術時間が長く、出血が多くなりやすいなどのデメリットもあります。妊娠内容物を掻き出す処置で、子宮内膜が傷ついてしまうと、「アッシャーマン症候群(子宮腔内癒着症)」が発症し、不妊症などを誘発する危険もあります。

掻爬法のメリット

掻把法のデメリット